Q&A
よくある質問
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入学者の年齢制限はありますか?
年齢制限はありません。
当校からの合格者には40代や50代の方もおり、受験に合格すればご年齢関係なく入学可能です。 -
イタリアの医学部受験の倍率はどのくらいですか?
IMAT2024のNon-EU枠の倍率の平均は、10.5倍でした。
大学ごとの倍率には差があり、4.6倍程度の大学もあれば、15倍を超える大学もありました。
一方で私立大学の平均倍率は2.9倍であり、国公立大学と比較すると競争率が低くなっています。 -
合格者の学力水準はどのくらいですか?
・国公立大学の場合
文系出身の方や理系科目に不安がある場合は、基礎固めに時間が必要なため、1年以上の準備期間を見込むことを推奨しております。
一方で、高校時代に理系科目を履修していた方であれば、短期間の集中対策(目安:3ヶ月程度)での合格も目指せます。
・私立大学の場合
文系出身の方でも、IELTS5.5程度の英語力があれば、3ヶ月程度の集中的な対策で合格を狙えるチャンスがあります。理系のバックグラウンドがなくても、比較的短期間で成果が出やすいのが特長です。 -
留学に必要な英語力は?
一部の大学では、入学試験の合格に加えて「一定以上の英語能力があることの証明」として、IELTS5.5~6.0程度のスコアの提出等が求められます。
提出を求めない大学も数多くありますが、それらの大学においても、入学後に英語の授業についていくためには、最低でもIELTS5.5以上の英語力の習得を推奨しております。
当校では、セブ島短期英語留学(約1~4ヶ月間)を実施しておりますので、英語力に自信のない方は是非ご活用ください。 -
イタリアの医学部で人気があるのは?
日本人学生の在籍数が多い大学としては、
国公立大学ではサピエンツァ大学、私立大学ではユニカミラス大学が挙げられます。
ただし、どの大学が「人気」とされるかは、「周辺の物価水準」や「入試の難易度」など、何を重視するかによって異なります。
当校では、各大学に在籍している現役医学生による『受験校相談会』を開催しており、大学の特色や現地の生活環境などについて、リアルな声を直接お聞きいただける機会を設けておりますので、志望校選びの参考としてご活用いただけますと幸いです。 -
国立と私立の併願は可能ですか?
受験年度や併願する大学の組み合わせにより異なるため、受験をご希望される大学ごとに、個別に併願可否を確認する必要がございます。
当校では、サポートの一環として現地大学の担当者に併願可否の確認を随時行い、正確な情報の共有を実施しております。 -
国立大学は何大学出願できますか?
EU枠では全大学に出願可能です。
Non-EU枠では1大学のみ出願可能になります。 -
入学試験はどのように行われますか?
・国公立大学の場合
毎年9月ごろに実施されるIMAT(International Medical Admissions Test)という共通試験を受験し、その点数のみによって合否が決まります。
・私立大学の場合
各大学独自のオンライン試験が実施され、自宅からでも受験可能です。例年、1次募集は2~3月ごろに行われ、追加募集がある場合は6~9月ごろに行われます。
なお、当校では私立大学受験サポート(無償)を行っておりますので、ぜひご活用ください。 -
IMATの入試科目はなんですか?
「一般教養:4問」「論理問題:5問」「生物:23問」「化学:15問」「数学・物理:13問」の全60問で、試験時間は100分間です。
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IMAT試験は難しいですか?
出題される問題の難易度は日本の共通テストと同程度で、例年は6~7割が合格ラインです。
問題の難易度自体は高くないものの、100分間で60問を回答する必要があり、不正解の場合は減点(-0.4点)もあることから、素早く正確に回答するために、問題の形式に慣れる学習が必要です。
IMAT試験の難易度と内容に関してはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ご確認ください。 -
IMATの受験料はいくらですか?
イタリアでの現地受験の場合は€130です。(2024年)
その他の国で受験する場合は、異なる通貨になりますが概ね20,000円程度です。(2024年)
受験について
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寮はありますか?
国立大学は、寮がない、または経済的に一般物件に住むことが難しい学生のみを対象としている大学が多いです。
私立大学は、大学周辺に学生向けの物件が設けられていることが多いものの、定員が新学期開始前に埋まる場合もあり、希望者全員が入寮できるわけではありません。
当校ではローマに学生寮を設けております。
詳細に関してはこちらのページに記載しておりますので、ぜひご覧ください。 -
奨学金はありますか?
奨学金制度は各大学に用意されています。
ただし、実際に受給対象となるのは「経済的に豊かではない国出身の学生」が中心です。
奨学金に関してはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ご確認ください。 -
食堂はありますか?
多くの大学では食堂があります。
ただし、日本の大学とは異なり、軽食中心のカフェテリア形式が一般的であるため、お弁当などを持参する学生も少なくありません。 -
サークルや部活動はありますか?
大学によりますが、いずれも日本ほど盛んではありません。
授業終了後は、クラスメイトと遊んだり、学外のクラブチームで活動する学生が多いです。 -
科目別試験と総合試験とは何ですか?
試験は年に複数回行われ、そのうち1回でも合格点を取れば単位取得となるため、基本的にはあまり難しくありません。
ただし、試験形式には大きく分けて『科目別試験』と『総合試験』の2種類があり、形式によって難易度が大きく異なります。
『科目別試験』は、各科目ごとに独立して実施されるもので、日本の一般的な大学の試験形式に近いものです。一方で『総合試験』は、複数科目(3科目程度)をまとめて一つの試験として評価する方式です。
この形式では、いずれか1科目でも基準点に満たない場合、他の科目で合格点を取っていても全体が不合格扱いとなるため、単位の取得が難しくなります。そのため、「総合試験」を採用している大学や科目では、試験対策により一層の準備が必要となります。
当校ではサポートの一環として、「各大学が主にどのような試験形式を採用しているか」などの情報もご案内しておりますので、志望校の選定にぜひご活用ください。 -
解剖実習はありますか?
大学のカリキュラムとしての解剖実習はありません。
ただし、希望する学生は、夏休み等を利用して隣国のクロアチアやスロベニアなどで実習することが可能です。 -
病院実習はありますか?
病院実習はございます。
大学附属の病院や提携の市中病院などで、通常は3年生または4年生から病院実習が始まります。 -
イタリアの医学部の留年率は?
イタリアの医学部では、6年間でストレートに卒業する学生は全体の約60%にとどまります。
ただし、イタリアの医学部では「出席状況が翌年度以降にも引き継がれる」という制度が採用されており、単位未修得の科目についても、同じ授業を再受講する必要はありません。
そのため、6年で卒業できなかった学生も、半年〜1年ほど「未取得科目の試験勉強に専念する期間」を設けることで全ての単位を取得し、7年(遅くとも8年)程度で卒業するケースが大半です。 -
国立と私立どちらの方が卒業しやすいですか?
イタリアの医学部におけるストレート卒業率は、国公立大学で約50〜60%、私立大学では約70〜80%と、私立の方がやや高い傾向があります。
ただし、イタリアの医学部には「学業不振による放校(強制退学)」の制度がないため、最終的な卒業率は国公立・私立ともに約95%と非常に高く、多くの学生が卒業まで到達しています。
大学生活について
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毎月の生活費(家賃、光熱費、食費など)はいくらかかりますか?
地方都市であれば約600〜900ユーロ/月、大都市であれば約800〜1500ユーロ/月です。
※「シェアハウス」か「一人暮らし」か、「自炊中心」か「外食中心」かなどによって変動します。
生活費に関する詳細はこちらの記事で解説しておりますので、ご確認ください。 -
治安はどうですか?
イタリアは観光大国であり、治安の維持は各地で特に重視されています。実際、多くの女子学生が一人暮らしをしており、一般的な生活において大きな心配はありません。
一方で、都市部を中心にスリ被害が比較的多いことや、日本と同様に夜間の繁華街では治安が不安定になる場合があるため、最低限の注意や防犯意識は必要です。 -
イタリア語は必要ですか?
ローマやミラノなどの大都市では、日常生活の多くの場面を英語のみで問題なく過ごすことができます。スーパーやレストラン、公共交通機関などでも英語が通じるケースが多く、生活において大きな支障はありません。
一方で、地方都市や離島では英語が通じにくい場面もあるため、簡単なイタリア語の日常表現を理解しておくと、より円滑に生活できます。
いずれの場合も、渡航前にイタリア語の資格取得などは必要ありません。
ただし、多くの大学では3年次または4年次から病院実習が始まり、その際には患者とのコミュニケーションが求められるため、イタリア語B1レベル(大学によってはB2)の習得が要件となることがあります。
そのため、渡航後は早い段階からイタリア語学習に取り組むことを推奨いたします。大学によっては、学内でイタリア語講座を提供している場合もありますので、そうした機会を積極的にご活用ください。
渡航後の言語学習に関してはこちらの記事でも解説しておりますので、ご確認ください。 -
イタリアでは日本人は差別されることはありますか?
イタリアは多文化共生が進んでいる国の一つであり、日本人に対して好意的な印象を持つ人も多く、特にローマやミラノなどの大都市では、外国人や留学生も多いため、日本人であることによって特別な差別を受けるケースは少ないです。
イタリアに限らずどの国でも、まれに無知や偏見に基づく言動に出会う可能性はありますが、多くは「差別」ではなく、言語の壁や文化の違いによるすれ違いです。
実際、多くの日本人が現地の人と良い関係を築きながら生活しており、言葉や文化を少しずつ学ぶことで、より安心して暮らせるようになっていきます。 -
留学するにあたって気をつけるべきことはありますか?
不動産詐欺が多いことです。「契約したはずの物件が実在していなかった」というような詐欺被害も報告されているため、「内見の実施」や「信頼できる物件検索サイトの活用」を推奨しております。
また当校では、渡航後サポートの一環として「安全な住居のご紹介」も行っておりますので、ご不安な方はぜひご相談ください。
「Sakura寮」の詳細に関してはこちらのページに記載しておりますので、ぜひご覧ください。 -
南イタリアと北イタリアではどちらの方が住みやすいですか?
一般的には、時間や規律を重んじる傾向のある北イタリアの方が、日本人の価値観と親和性が高いと言われています。
一方で、南イタリアには陽気で開放的な雰囲気があり、そうした温かみのある空気感を魅力に感じて、南イタリアを好む学生も少なくありません。
日常生活について
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入会時の費用や受講料はどのくらいかかりますか?
当校のサポート費用につきましては、こちらのページにて掲載しておりますので、ご入会をご検討の際の参考としてご覧いただけますと幸いです。
「個別説明会」では各コースの内容について詳しくご説明しておりますので、ご希望の方はどうぞお気軽にお申し込みください。 -
授業は対面ですか?
当校の授業は、原則「オンライン形式」で実施しているため、地域を問わず受講いただけます。
実際に、北海道から沖縄、さらには海外にお住まいの方にもご利用いただいておりますので、ご安心ください。 -
仕事をしながら通えますか?
当校では、原則としてすべての授業に「アーカイブ配信」をご用意しておりますので、ご自身の空き時間を活用して学習を進めていただけます。
実際に、20代・30代・40代・50代と幅広い年代の社会人の方々にご利用いただいており、お仕事と両立しながら学習されている方も多くいらっしゃいますので、ご安心ください。 -
入会前の試験はありますか?
当校では、「年齢」や「学力」による入会制限を設けておりませんので、入会の可否を判断するための試験は実施しておりません。
ただし、「個別説明会」にご参加いただいた方には、現在の学習状況を把握する目的で、無料の『レベルチェックテスト』をご案内しております。
こちらはあくまで今後の学習計画に役立てていただくためのもので、受験は任意ですが、ご希望の方はぜひご活用ください。 -
体験授業はありますか?
恐れ入りますが、当校では体験授業のご用意はございません。
その代わりに、YouTube上に当校の『映像授業』の一部を抜粋したサンプル動画を公開しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。 -
入会後は気軽に質問できますか?
当校ではご入会された学生様一人ひとりに専用のチャットグループを作成しており、事務局にいつでも質問ができる体制を整えておりますので、ご安心ください。
また、勉強面でも講師に随時質問が可能です。 -
渡航後のサポートもありますか?
ご入会いただいた方には、【渡航後サポート】もご用意しております。
「滞在許可証の申請」や「住居探し」など、渡航後の生活に関わる複雑な手続きについて、安心して進めていただけるようサポートいたします。
詳細に関しましては「個別説明会」にてご説明いたしますので、お気軽にお申し付けください。