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ハンガリー医学部の現実

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2023.12.22

「海外医学部留学といえばハンガリー」というイメージ

当予備校のホームページをご覧いただいている皆さんのうちほとんどの方は、おそらく海外医学部留学を検討されるにあたり、まずは「ハンガリー医学部」をお調べになったのではないかと思います。
実際、ハンガリーの医学部には毎年100人程度の日本人が留学しています。

ではなぜハンガリー医学部が日本で有名になったのか。それは決して、教育面や環境面が優れているからではありません。

「ハンガリー医学部」が日本で有名になった理由

ハンガリーは、外貨獲得目的で『医学部・英語コース』を設け、外国人学生を多く募集するために、日本を含む一部の国々に公式事務局を構え、留学雑誌などにも積極的に広告を出しています。

このことが顕著に示されているのが、ハンガリーとイタリア医学部の学生の「出身国比率」の違いです。

イタリアの場合、隣国のトルコやギリシャ、ポーランドなどを中心に、世界60ヶ国以上の国々から学生が集まっています。

一方で、例えばハンガリーのセンメルワイス大学などは、定員300名程度のうち韓国人が100名、日本人が25名程度と、韓国と日本で約半数を占めています。

この事実だけでも、「ハンガリー医学部の人気は世界的・普遍的なものではなく、一部の国々での広告活動の成果である」ということがご理解いただけるかと思います。

「ハンガリー医学部」の実態

では、「ハンガリー医学部」の実態はどうなっているのでしょうか?
具体的な費用や、進級難易度についてご紹介いたします。

まず、ハンガリーの医学部の魅力は『費用の安さ』だと言われています。「6年間の学費+生活費+予備コース+事務局サポート費用」で約2,700万円。これは日本の私立医学部と比較するとかなり安く、人気の理由の1つとなっております。

一方で、ハンガリーの医学部は「進級が非常に難しい」ということでも有名で、一度も留年せずにストレートで卒業できるのは約4割と、多くの学生が苦しめられています。

この原因の1つとして、『試験の形式』が挙げられます。ハンガリー医学部の試験は、複数の科目が1試験として纏められ、その全科目で合格点を取得する必要があるため、学習範囲が非常に広く、合格難易度が高くなっています。

さらに恐ろしいことに、同一科目の試験を受けられる回数が決まっており、規定の回数までに合格できない場合は強制退学になる、という制度もあります。

これにより、留学した学生のうち約3割は退学を余儀なくされており、この事実は極めて大きなリスクであると言えるでしょう。

「イタリア医学部」の魅力

イタリアの費用や進級難易度について、当予備校の代表である近藤が通うサピエンツァ大学を例にご紹介いたします。

まず費用は、『学費』が1年間で1,300ユーロ(約200,000円)、『生活費』が1ヶ月で1,100ユーロ(約170,000円)であり、合わせて6年間で約1,500万円程度と、ハンガリーよりもさらに安くなっています。

また、基本的には1科目1試験であるため単位の取得が容易であり、また留年という仕組みもほとんどなく、学費さえ払えば放校されることもありませんので、進級および卒業の難易度も非常に低いと言えます。

当予備校の目的

ここまで聞くと出来すぎているイタリア医学部ですが、問題点も無いわけではありません。

それはイタリア医学部は、日本人学生に対して積極的にプロモーションをしている訳ではないので、「事前に実態を把握することが難しい」「大学からのサポートがやや手薄」ということです。

そこで我々は、『定期的な情報発信』や『入学前・入学後のサポートを通じた、学生に安心してイタリア医学部留学を目指していただける環境づくり』を目的として、イタリア医学部予備校を設立いたしました。

更に詳しくイタリア医学部留学について知りたい方は【説明会申し込みフォーム】よりご連絡をお願いいたします。

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